« 大阪のおっさん、久々にまったりする。 | トップページ | 大阪のおっさん、黒部で死ぬ思いする。(1) »

2010/09/14

大阪のおっさん、「業務用的な何か」にドキドキする。

◆9月5日(日)
 2日め、この日は金沢を発って宇奈月まで。普段の旅行から考えれば恐ろしく短い移動距離/日、です。なもんで、やはり相変わらず朝からぐずぐずしてます。いえ起きてるのは早くから起きてるんですけどね、ホームページの企画でホテルの窓から写真を撮ったりしてるとこんな時間になってしまいます。

 これ、旅行記書くのはいいけど、しばしば自分でネタばらしやな(笑)しかし職場が忙しく、なかなか旅行に出れらない者がたまーに旅行に出る、そしてホームページの更新も一定維持する、となるとどうしても更新に絡めた旅行も必要になってくるんですわ。ご容赦のほどを。

 ちうことで、これも今まではあまり考えられなかった10時前発です。北陸本線を普通電車でまったり東北東へ。昨日来たばかりの富山に到着しました。今回2度目の富山です。乗った電車は食パン電車でしたが、

P1000327

 これもそのうち気がついたら居なくなっちゃってるんでしょうね。金沢近郊でも新型の521系を見る機会が増えてます。

 で、富山ではこちらも開通してから久しい富山地方鉄道の路面電車の環状線に乗りに行きました。

P1000333

 なんか気がついたらこんな新しい電車がいてますよ…。富山ライトレールと同じ形のようですね。将来の直通運転に備えたものでしょうか。黒、銀、白の3編成が居るようですが、白に乗ってきて、次に白が回ってきたら撮ろうと思ってましたら、入庫したらしくやってきませんでしたorz

 新規開通区間は単線で反時計回りの1方向運転なんですね(と、相変わらず基本情報が欠落しているワタクシ)。設備が真新しい区間を進むことしばし、大手モール駅で下車。すぐ近くの繁華街・総曲輪(そうがわ)へ向かいます。旅行前、飲み会から帰ってきておもむろに用意を始めたところ、キャップが見当たらないんですよ。おそらく甥っ子が遊んでどこやらにやってしまったものかと思いますが、帽子が必要な夏の旅行に帽子なしで来たワタクシ、スーパーでやっすいのを買い求めようとやってきたわけですが、

 案外スーパーがないcoldsweats01スーパーを設置するにはあまりに繁華街すぎたのか…。結局、百貨店「大和」で買いましたpaper

 しばらく周辺をぶらぶらしましたが、露店の出店やいろいろとイベントをやっていて、見ていて楽しかったです。

 さて再び富山駅まで戻ってき、ここから魚津まで移動します。魚津まではJRと並行して富山地鉄が走っており、今日は最終的には地鉄を利用するのですが、とりあえずスピード優先、でJRの特急に乗りこみます。ところが魚津で写真撮ったりなんかしてますと、ジャスト接続の地鉄電車に乗り遅れちゃいましたとさconfidentまあ急ぐ旅でなし、ゆくーり参りましょうpaper

 ここから宇奈月温泉までは富山地鉄。特急うなづき号に乗ります。指定席も付いていて、なかなか力が入ってます。ただ、指定席には1人しか乗ってませんsweat02

 うーなーなうなうなうなな、ずき!

 って、若い人は知らないだろうなあhappy01興味ある人は「うなずきマーチ」で検索Go!

P1000351

 やっぱり富山地鉄の電車はこの色でないと。最近黄色+緑の塗装が増えているようですが、雷鳥をイメージしたらしいこの色のほうが似合うような気がします。魚津から30分ほどで宇奈月温泉到着。ここは、覚えている限りでは直近の訪問はそばだけを食べて帰ったところ。今日はここで泊まるので、ゆっくりです。

 そして今日はここから更に進みます。黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)宇奈月駅へ移動します。かつてトロッコが通っていた路盤と施設を利用した山彦橋など、周辺を見て歩きます。にしても名だたる観光地、駅前にはバスがずらりと停まり、人が多い多い…。

 途中で宇奈月駅前にある「黒部川電気記念館」に入ってみました。黒部川流域やダムの模型など、立体的に分かりやすい展示は面白かったですが、歴史的な経緯などについては全体的にさらっと触れているだけで、ビジターセンターとしてはちょっと物足りないような気がしました。

 再び宇奈月駅前に戻ります。この黒部峡谷鉄道鉄道、気になる物件が多く、そのうちのひとつ・黒薙駅に行ってみることに。宇奈月発最終の15時40分発に乗りこみます。

P1000362

 日曜とはいえ下り最終、折り返し便があるというものの欅平で十分な時間が取れないからか、僕が乗った車内はこんな感じ。年中混んでいるという印象があるこの路線ですが、これは有難い限り。他の車両は混んでいるものもありますが、これは黒薙下車と欅平下車、というように目的地別に車両を分けられているような感じです。発車間際に1人乗り込んできて、結局2人で発車。地元富山・滑川出身の女優・室井滋さんのアナウンスが流れます。

 で、ひととおり見回してみて気づくこの、どことなく流れる「業務用」感。業務用物件や、ここならではの設備・風景が多いんですよね。もともと敷設目的が業務用ですし、冬場の厳しい気候に設備も重厚にならざるをえない、という事情もあるのでしょう。1日7往復もある工事専用列車。そしてその改札風景。欅平から先に続く上部軌道。構内に無造作に停めてある相当数の貨車。旅客駅より多い工事専用駅。どれも気になります。

 列車は柳橋・森石という工事専用駅を2つ通過し、20分かけて黒薙駅に到着します。ここでは駅近くに黒薙温泉があるので、明日の歩きの前哨戦として、600mの山道を登ることにします。

 そして…。

P1000380

 来ました黒薙駅!なかなかいい感じです。画像は駅施設が揃っている部分ですが、ホームの大半はスノーシェッドに覆われています。

P1000381

 こちらは駅の欅平側。ホームの先は後曳橋という、深い渓谷に架かる橋で、ここを通るトロッコ列車の写真がこの沿線を代表する風景として、パンフレット等に必ず登場する有名な橋です。線路が分岐してトンネル内に消えていますが、これは専用線の黒薙支線という非電化の支線。おそらく黒薙第二発電所へ通じているのだと思いますが、以前はこれから訪れる黒薙温泉への近道として、駅員の承諾を得て通行できたそうです。現在は一般客は通行禁止になっています。

 こんな感じで、ひととおり見まわしただけで目につく施設、もう業務臭がぷんぷんですhappy02つい探検したくなってしまいます。

P1000383

 強いて言えば、駅前。行き先がほぼ黒薙温泉しかないので、専用出口のようにも見えます。崖に張り付くようにして駅があるので、階段も急なことこの上ありませんcoldsweats01ここを登ります。

 緑多い中を歩くこと600m、20分。趣ある山中の一軒宿、黒薙温泉に到着~spa駅では10人近くが下車しましたが、僕ともう一人の2人だけが日帰り入浴だそうで。

P1000368

 実はこの黒薙温泉、麓の宇奈月温泉の源泉だったりするんですよね。宇奈月に湧出する温泉はないようで、つまり宇奈月温泉=黒薙温泉だそうです。湯は7kmにも及ぶ引湯管を使って運ばれています。この引湯管をめぐったゴタゴタは、「宇奈月温泉事件」という、法学を学んだ方は一度は見聞きしたことがある有名な事件になりました。どうせなら今日はその源泉に入ってみようという企みです。

P1000372

 温泉へ通じる階段を下りたところにあるトンネル。これがどうやら先ほどの黒薙支線に通じているようです。この中を歩けたら、近いのにな…。外来入浴は17時までなので、先を急ぎます。

P1000371

 どうですかこの解放感。いいですよね。汗だくになって来た甲斐があったってもんです。泉質は無色透明な、さらっとしたクセのない温泉です。このままここで心ゆくまでゆっくりと…してたいのですが、入浴時間は17時までなのと、電車の時間もあるので仕方なく引き返します。で、帰りがまた山道。再び汗だくになり、温泉に入った意味なし…。

 さて帰ってきた黒薙駅、じっくりと観察してみようと思います。駅には事務室があり、駅員さんが詰めています。行きに帰ってくることを申告して行ったので、帰ってきたことを報告。他に何もないところなので、こういった配慮をしないと、どこへ行っちゃったか分からなくなる人が続出して大騒ぎになるのでしょうね。そういった意味もあって駅員配置駅になっているのでしょうけれども、乗車券類の販売はしていません。回収札業務も若干ユルめです。時間があったので駅員さんととりとめない話をしますが、気になるのは帰りの列車に乗れるのかどうか。日曜の夕刻、宇奈月駅で見た上り列車は満員で、次の列車もおそらくそうでしょう。宇奈月で黒薙下車に少し躊躇があったのは、この帰りの都合でした。

 でもって、駅員さんに聞いてみますと、「乗れます。乗せます!何とかして乗せます!」と心強いお答え(笑)

 ですよね。乗れないと、お互いが困ります。お世話になりますm(_ _)m

 そしてやってきた宇奈月行き列車は案の定満員。駅員さんは比較的長めに取られた停車時間の間、車両をホームから眺め、4人掛けのシートに少し余裕があるところを目ざとく見つけ、「はい、ここ一人!はいあなたはこちら!」と、実にてきぱきと座り位置を案内してくれます。さすが慣れたもんで。心配は杞憂に終わりました。

 暮れかかった黒部峡谷、限りなくフルオープンに近い車両の中には、爽やかな風が容赦なく舞い込むのでした。

 今日は宇奈月泊。ここでも大浴場に入浴しましたが、場所は違えどお湯は先ほど入った黒薙温泉と同じお湯、ということで若干不思議な気分を味わえました。

|

« 大阪のおっさん、久々にまったりする。 | トップページ | 大阪のおっさん、黒部で死ぬ思いする。(1) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/70462/49440412

この記事へのトラックバック一覧です: 大阪のおっさん、「業務用的な何か」にドキドキする。:

« 大阪のおっさん、久々にまったりする。 | トップページ | 大阪のおっさん、黒部で死ぬ思いする。(1) »